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無線通信業界における日本最大級の専門展です。4G/5Gをはじめ、次世代無線LANやアンテナ技術・Wi-Fi・マイクロ波・光ネットワークなど、ワイヤレス技術に関わる企業が出展参加。ITや通信機器、電子部品などを扱う製造会社や、通信・放送業者、販売代理展、ソフトウェア開発、学校、コンサルティング、出版など様々な業界から来場者が訪れます。
注目の5G技術についての講演や、業界のキーパーソンが登壇する新技術・大学研究に関するセミナーも多数開催。出展・来場の両者間で毎回活発な商談が行われ、ビジネスマッチングの場として活用されています。
2019年に開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」では、95機関が出展参加。同時開催展を含み、3日間で合計56,757名が来場しました。
同時開催展には、「ワイヤレスジャパン」や「ワイヤレスloT EXPO」「運輸・交通システムEXPO」などがあります。
展示会ブースの施工業者は?
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遠隔作業支援、ソフトウェア開発、開発キット、メール用セキュリティソフトなどの技術やサービスを提供する企業が出展したブースです。白やシルバーをベースに、コーポレートカラーのブルーをアクセントに配色したデザインブース。上部構造を支えるのは、システムトラスで組まれた柱と梁です。大きくラウンドさせた上部看板は、内側に同じ形の意匠を施すことで、デザイン性を高めました。企業ロゴや5Gの文字を掲示して来場者に訴求しています。展示台は通路面と並行ではなく、角度をつけて配置。来場者が出入りしやすいオープンなブースです。
日本語音声を読み上げてくれる「音声合成ソフトウェア」をはじめとしたソフトウェアの開発や、遠隔地から映像を伝送する支援システムなどを提供する企業が出展したブースです。白を基調に、企業のイメージカラーである濃い青でアクセントをつけたデザインブース。上部看板には下へ視線が向かう角度でカッティングが施されており、切り文字で作成した企業ロゴを掲示して訴求しています。ブース入り口の中央に、メインとなるコンセプトカーを展示。左右の通路側に設けられた展示台の上部天板から、ポールや柱が伸びる意匠もユニークです。
上で紹介した2つのブース装飾と同企業のブースですが、こちらは2016年に行われた「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」で出展したブースデザインです。白とブルーで配色されていますが、どっしりとした重要感があり、落ち着いた風格が感じられるデザイン。上部構造の一部の角をラウンドさせ、ブース入り口の壁にはカーブのカッティングが施されています。ブース上部から照明が当てられ、濃い青で配色されたスペースが、自然なグラデーションを作っています。大手の風格を保ちつつ、スッキリと爽やかな印象に仕上げられたブースです。このように、大手企業は毎年参加している展示会で、参加ごとにブースデザインを変えることがあります。毎年新たなイメージを伝えるだけでなく、企業力のアピールにもなるでしょう。反対にコストを抑えるため、こだわってつくったブースを施工会社に保管してもらって展示会ごとに再利用する企業もあります。
こちらは2015年に開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」での出展ブースです。コーポレートカラーに合わせた濃いブルーを基調とし、白をアクセントに配色したデザインブース。ブース奥の壁面サイドから上部に伸びる光のラインは、照明を内側から当てて目立たせる仕組みになっています。大きく企業ロゴを入れたサイン看板は、左右の通路側に配置。外国の道路標識のように、展示内容を示すサインが看板の下に並べて掲示されています。ブース中央の展示台は角度をつけて配置され、来場者がブース内を回遊しやすいように考えられています。
無線通信に関する課題解決サービスやIP製品の提供、無線モジュール開発などの設計受託サービス、ネットワーク設計から運営・保守までワンストップで行うサービスを展開する企業が出展したブースです。ブース自体のフォルムは、システムパネルを使用したシンプルなデザイン。通路側に高さのある照明看板を配置し、来場者へインパクトを与えると共に、大きな文字でキャッチフレーズを入れて強く訴求しています。通路側の展示台にはカーブが施されており、わずかに角度をつけてモニターを設置したことで、複数の来場者の目にとまりやすくなっています。
情報通信を中心とした調査や研究、開発、製造、販売、教育などを行っている企業が出展したブースです。白を基調としたスッキリと爽やかな印象のデザインブース。展示台よりさらに高い位置に上部看板を設置し、遠くの来場者の注意を誘います。ブース奥の壁面上部には、目立つオレンジ色でキャッチフレーズを掲示して訴求。展示スペースはデザインを統一し、一部に濃いブルーを配色してアクセントをつけています。壁の高い位置にモニターを設置し、来場者が大勢詰めかけても情報を得やすいよう工夫されています。
無線通信業界の最新技術やサービスが一堂に介する「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」では、照明や配色で目立たせたブースが多いようです。中でも照明看板を使用している企業が多く、離れた位置からでも容易に見つけやすいように、看板を掲げる高さにも工夫が見られます。また、システム部材で構成したシンプルなブースも多い印象です。
そんな「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」で目立つには、シンプルなブースが多いからこそデザイン性の高い木工ベースでの装飾がおすすめです。カーブやラウンドを施して柔らかな印象を持たせたり、逆にシャープなカッティングを施してインパクトを与えたり。出展製品やサービスの魅力を最大限に伝える展示方法を追求し、周囲の出展ブースと差別化できる、集客率をアップさせるデザインを考えてみましょう。