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環境に配慮した製品やサービスなどに関わる企業が、一堂に集結する一般向けの展示会です。
毎年12月に開催されており、2019年の実績は出展社が515社。同時開催展を含む来場者数は、155,818人に登りました。
製造や流通、情報通信、電気・ガス・石油、建設・不動産、物流、金融・保険、サービス業、農林・水産業など、幅広い業界からビジネスパーソンが商談を目的に来場します。
エコプロ展らしく、展示会で発生するCO2の削減にも注力。エコプロダクツで技術や製品、サービスを、社会により深く浸透させ、地球温暖化問題の解決につなげようというメッセージを伝えています。
各分野の専門家や著名人が行うセミナーのほか、体験型イベント、環境学習コーナーなど、一般の来場者が楽しめるイベントも盛り沢山です。
展示会ブースの施工業者は?
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オーラルケアやヘルスケア、メディカルケア、調理関連などの製品から、業務用、工業用製品の製造、販売を行っている大手メーカー企業が出展したブースです。展示内容はもちろん、手作りのツールや再利用できる材料、環境にやさしい塗料を使用している点などが評価され、2013年の「エコ&デザインブース大賞」で最優秀賞を受賞しました(※)。間伐材をデザインの一部に使用し、ナチュラルな配色で、製品のイメージを魅力的にアピールしています。製品のフォルムを型取りしたような、壁面のカッティングがおしゃれなブースです。
カーナビや住宅設備、デジタル製品、生活家電などの個人向け製品や、法人向けのデバイス、ソリューション事業などを展開する大手メーカー企業の出展ブースです。ブース内を「商品ゾーン」「環境技術ゾーン」「講演ゾーン」と3つに分けて展開した大規模ブース。手前は太陽光発電を屋根全体にのせて、住宅モデルとして仕上げています。サイズは実物大になっており、来場者がイメージを掴みやすいのが特徴。グリーンのカーペットに、植物や木の装飾物を配置しており、爽やかな印象に仕上がりました。ブース上部には、企業ロゴを大きく張り出すように掲げています。
製缶塗料やオフセットインキ、包装用接着剤などのパッケージ素材や印刷材料、液晶ディスプレイ材料、化粧品用顔料、天然系色素などの製品を展開する企業が出展したブースです。白と黄緑をベースに、パッションピンクとブルーをアクセントに配色した、爽やかでポップなデザインブース。出入り口の角と壁の白い部分がラウンド状にカットされていて、柔らかさを感じます。展示内容は、高感度の「UVオフセットインキ」と、カラーフィルタ用の「グリーン顔料」、溶剤を使用しない「強粘着両面テープ」。環境にやさしい取り組みが、ブースデザインからも感じられます。
食品からファッション、生活雑貨、ギフト商品などの製品や、さまざまなサービスを展開する企業の出展ブースです。ブース全体を3つのゾーンに分け、それぞれを柱と門で区切っています。企業ロゴの上部看板が大きく掲示され、ブース中央の上部看板にはキャッチコピーを掲示。ブース右手は、門を潜って奥へと誘導するアプローチになっています。グリーンのカーペットとグリーンの装飾で、爽やかなイメージを与えるデザインブース。ブース左手には、大きなモニターと椅子が設置され、会期中は企業の環境や社会への取り組みを紹介したようです。
新聞用紙をはじめ印刷出版用紙、段ボール原紙、放送、情報用紙、紙容器などの紙製品や、キッチン用品、ケミカル製品、アグリ製品、パルプ、建材など、紙以外の製品を展開する企業が出展したブースです。一本の木をイメージしてデザインされたブース。中央には、木の繊維をナノレベルで解した新素材を使用し、オブジェに見立てて「未来の素材」として紹介しています。床には木の年輪をイメージしたラインが引かれ、境目に柱を立てて通路を構成。随所にこだわりが感じられる、木の温もりに丸ごと包まれるような空間演出です。
トイレやキッチン、お風呂などの水回り製品を扱う「ウォーターテクノロジー事業」をはじめ、玄関ドアや窓、インテリア健在などを扱う「ハウジングテクノロジー事業」、環境と人にやさしい「ビルディングテクノロジー事業」など、幅広い事業を展開する、大手メーカー企業が出展したブースです。正面部分の前面に傾斜を作り、都市模型を設置した、インパクトのあるデザインブース。来場者が足を止めて、じっくり見学したくなる演出です。控えめでナチュラルな配色にも好感が持てます。
書籍や雑誌などの印刷物、パッケージの制作などの国内卸売事業、段ボール原紙、家庭紙、印刷用紙などの製紙・加工事業、その他、資源・環境事業、不動産賃貸事業など、幅広い事業展開を行う企業の出展ブースです。大きなラウンドを組み合わせたユニークな形状の上部看板には、企業ロゴを複数面に掲示し、会場のどこからでも見えるように工夫されたデザイン。通路側に積み上げられた展示物は、富士山の形を作って来場者の注目を集めています。ブースの一角には、複合書店を設置。全体的にラウンドが取り入れられ、柔らかい印象のデザインブースです。
環境にやさしい取り組みを行う企業が、一堂に集結する展示会「エコプロダクツ」。毎年、約15万人が集まるビッグイベントで目立つブースを作るには、他企業が真似できない、展示物とデザインを融合させた装飾が理想的です。
過去のブースデザインを見ると、再利用できる部材を使用したり、ブース全体でナチュラルな雰囲気を演出したり、エコプロらしい演出が多い様子。木材や木の温かみを感じさせるデザインも多く、自由なデザイン設計で他の出展企業と差をつけるのが良いでしょう。自社や商材の強み、メッセージ性などが伝わるように、デザイン力に長けたブース施工会社に依頼するのも有効でしょう。
趣向を凝らして、来場者の目を引きつける空間デザインを施し、細かい部分の形状にもこだわったブースを作りましょう。