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名古屋モーターショーとはどういった展示会なのか解説。過去に参加した企業のブース装飾や展示会で目立つブースをつくるポイントについて紹介します。
名古屋モーターショーは、1979年から現在までに21回以上開催されている、中部地区における大規模な自動車イベントです。市販されている最新式の自動車の展示をはじめ、安全運転支援システムや自動運転試乗会など、来場者が楽しめる体験型のコンテンツが盛りだくさんです。
展示会の来場者は、若年層からファミリー層までさまざま。2017年の開催結果報告によると、4日間の会期中に来場した人数は、205,900人。2019年の会期中の来場目標数も、20万人に設定されており、かなり賑わうことが予想されます。
気になる入場料は、現在調整中となっておりますが、高校生以下は無料で入場可能です。
名古屋モーターショーでは、車と人、社会をつなぐあいちITSワールドも同時開催されています。
展示会ブースの施工業者は?
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引用元:中央宣伝企画株式会社公式HP
http://www.chuosenden.co.jp/case/exhibition/第20回名古屋モーターショー%E3%80%80lixil様ブース/
トイレやキッチン、お風呂などの水回り製品やドアや窓、インテリア、エクステリアなどの建材製品などを展開する、大手メーカー企業の出展ブースです。出展した製品は、総アルミのカーポート。製品のシンプルさを活かし、ブース上部には三角形の梁を渡して、大きなロゴサインが取り付けられています。キャッチコピーと製品名も目立つように随所に印字。製品名は床にも大きく印字され、認知度アップが図られています。無駄なものを削ぎ落とした、シンプルでいて風格のあるブースデザインです。
引用元:株式会社SPREAD公式HP
https://www.sphere-light.com/news/information/【レポート更新】第20回名古屋モーターショー-%E3%80%8020th-nag.html
ヘッドライトやフォグライト、LEDアクセサリー、バイク用ヘッドライト、ドライブレコーダーなどの販売を行う企業の出展ブースです。アルミユニットを使用し、上部看板に企業のロゴサインを大きく掲示。ブース奥の壁面にもロゴをモチーフにしたグラフィックスが張り巡らされています。ブース内にはメイン製品のライトが取り付けられた車が並べられ、ブース中央に置かれたモニターでは、ドライブレコーダーを紹介。ブース全体を見ると、ロゴのインパクトが強くなっており、宣伝効果はバッチリといえます。
引用元:LOTUS Japan公式Twitter
https://twitter.com/lotus_lci/status/934212745997697024?lang=bg
イギリスのロータスカーズの正規代理店が出展したブースです。レッドカーペットの上に黒のカーペットを敷き、ブースを囲うように立てられた黒のアルミユニットの柱にはスポットライトが取り付けられており、車体の光沢を引き立てています。ブースの一部をアルミ製の柵で囲い、レーシングカーも展示。ブース奥に作られているシステムユニットの部分には、さりげなくロータスのロゴとモニターが設置されています。パネル部分の装飾を抑えることで、より車に目がいくよう計算された演出です。
引用元:中京クライスラー株式会社公式HP
http://www.chukyo-chrysler.co.jp/shop/kasugai/blog/2017/11/post-2398.html
クライスラー・ジープを取り扱う企業の出展ブースです。グレーのカーペットの上に製品が程よい間隔をあけて陳列されています。ブースの中央部には、メインの赤い車を展示。展示台を作ることで、特別感を演出しています。展示台に取り付けられた「NEW JEEP COMPASS」の文字もおしゃれです。サイドには黒の柱を設置し、車種名を印字。ブース奥の壁面にも大きなロゴサインが掲示されており、ゴールドとブラックの配色で高級感を表現しています。
引用元:MINI DEALER BLOG公式HP
http://dealer-blog.mini.jp/mini_whitehouse/2017/11/post-596.html
ドイツの自動車会社であるBMWが立ち上げた、自動車ブランドMiniの出展ブースです。一台一台の車でカーペットの色を変えるこだわりの演出。黒い柱を軸組にして建物感を出し、奥には煉瓦造りのような壁面をバックに、照明のオブジェが設置されています。ブース奥の上部に掲示されたロゴサインも光って存在感をアピール。石畳に似たオフホワイトの床とあいまって、まるでおしゃれなレストランの外にある、Mini専用の駐車スペースのようです。
引用元:株式会社天空広告公式Blog
http://tenku-ad.com/19th-nagoya-motor-show/
アメリカのメーカー「ポラリス」の出展ブース。黒を基調に、ロゴカラーの青をアクセントに取り入れたデザインです。木や草、土のフェイクを使用し、車体をわずかに傾けて、オフロードを走行中であるかのように表現されています。なかなかインパクトのある演出です。ブースの上部看板には大きくロゴサインを入れ、ブース中央にはメインの赤い車を展示。展示台にはサーキット場を彷彿とさせる、格子柄のラインが引かれています。随所にこだわりが感じられるブースデザインです。
引用元:株式会社ウイングオート公式HP
http://www.wingauto.co.jp/blog/2017/12/第20回名古屋モーターショー、ご来場ありがとうご/
アメリカの自動車メーカーである、キャデラックとシボレーの出展ブース。車の展示スペースは、展示されている車のカラーと同じ配色の四角い枠で囲われています。それぞれのメーカーを黒と白で色分けしてブースを2分割。一つのブースで異なるメーカーの車を見ることができ、お得感があります。ブース右手には、映画「トランスフォーマー」に登場するバンブルビーが立っていて、シンプルな空間のアクセントとなっています。
引用元:Response
https://response.jp/article/2017/11/13/302430.html
乗用車用タイヤや、トラック・バス用、商業車用、農耕機用などのタイヤを取り扱う企業の出展ブースです。ホイールをかたどったアーチが印象的。白と紺をメインカラーとして配色し、ロゴサインをアクセントのように掲示しています。通路側に配置された筒状の展示台には、メインのタイヤが展示されており、製品内容が見られるように上部にモニターを設置。インパクトのあるデザインで、タイヤの魅力がブース全体で表現されています。
引用元:株式会社アーバンスペース公式HP
http://www.urban-space.co.jp/web/ja/case_study/名古屋モーターショー2013-porscheブース/
ドイツの自動車メーカー「ポルシェ」の出展ブースです。ブースの手前にロゴサインが掲示された看板を設置し、黒のカーペットが敷かれた上に展示車がきれいに並べられています。ブースの奥には、白を基調にした建物を配置し、内部には大きめのモニターや商談スペースを設置。ブース全体がショップのようなデザインになっています。
名古屋モーターショーは、大規模な展示会です。地味な展示方法では、迫力のある他のブースや、華やかな雰囲気に埋もれてしまいます。そんな中で、目立つブースを作るには、インパクトのあるデザインが欠かせません。展示する自動車や関連製品を、いかにアピールするかがポイントになります。
展示会場に敷かれているカーペットの色や、他の企業が過去に出展したブースデザインをリサーチすることも重要です。
高級感のあるデザインで勝負するのか、演出で勝負するのかは、メーカーやブランドによって変わるでしょう。メインの展示品を決め、その製品を魅力的に見せるデザインや演出が理想的です。
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