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IoT展示会のブース施工事例の紹介や、集客できるブースを作るためのポイントについて説明します。
IoTとは「Internet of Things」の略で、そのまま訳すと「モノのインターネット」という意味になります。機器や機械、設備といったあらゆるものをネットワークに接続することで、利便性がより向上。IoT事業に取り組む企業は多く、ここ数年ではIoT関連の展示会も多く開催されています。
そういったIoTの開発技術を持つ企業が、IoT活用を検討しているユーザー企業に向けて製品やソリューションの紹介を行うのがIoT展示会のブースデザインについてまとめました。
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引用元:展示会ブース装飾公式HP
http://www.alpha-kikaku.com/works/details.php?i=154
クライアント企業のイメージカラーでもあるブルーのネオンカラーが爽やかな展示ブース。限りあるスペースに6社が共同出展しています。
まずは、ブース前方にて70インチの液晶ディスプレイによるセミナーを開催することで来場者を引きつけます。各社の説明用パネルやモニターを通路に向けて設置することで来場者の足を止め、ブース内部に商談コーナーを設置。落ち着いた雰囲気で話のできる、囲われた空間となっています。
引用元:展示会ブース装飾公式HP
http://www.alpha-kikaku.com/works/details.php?i=316
「エッジコンピューティング」と「ホワイトボード型生産管理システム」という2つのサービスを展示。本来、小さなブースで出展する場合は1つのサービスに絞った方が訴求力が高まりますが、ブースの両サイドに看板を振り分けることで、明確なエリア分けに成功しています。
3m×2.7mというコンパクトなスペースながら、インパクトのある3枚の大型看板で、大規模な展示ブースにも引けを取らない存在感を発揮しています。
引用元:OKI 公式HP
https://www.oki.com/jp/iot/doc/2018/wjexpo.html
ワイヤレスソリューション専門展「ワイヤレスジャパン2018/ワイヤレスIoT EXPO 2018」への出展ブースです。
まず目に止まるのがブース正面にある「フライングビュー」。通路を行き交う来場者にまず映像でアピールし、そこで足を止めた人々を誘導してブースの中を見学しながら一周できるレイアウトになっています。白を基調としたシンプルな展示ブースと後方の黒い床材に対し、「フライングビュー」エリアは真っ赤な床材を使用しているのでインパクトも大です。
引用元:フレッシュタウン 公式HP
http://www.freshtown.co.jp/useful_info/ceatec_boothes/
ライムグリーンと淡いミントグリーンを基調としたデザインに、一部タイル調の内装材を採用。街の一角にあるようなブースが完成しました。観葉植物に囲まれ、明るい照明で照らされた商談コーナーはまるでおしゃれなカフェテリアのよう。比較的シンプルなデザインでパッと目につく華やかさはないものの、思わず立ち寄りたくなります。
通路に向けて2種類のデモエリアを用意し、クライアントの要望に従ってそれぞれのデモの用途に合った環境作りを行っています。
引用元:SUPER PENGUIN 公式HP
https://booth-design.jp/works/industry/1814
東京ビックサイトで行われた、FACTORY2016での展示ブース。シンプルでスタイリッシュなデザインが目を惹きます。
3小間のスペースを有効活用するため、閉鎖的な雰囲気にならない程度に壁を設けた回遊できるレイアウトとなっています。通りがかった来場者は壁の向こうが気になり、間口がやや広い台形のブースになっていることもあって、まるで吸い込まれるようにブースの中へ入って行きます。賑やかな展示会場において、囲われた落ち着きのある空間に仕上がったブースです。
引用元:コネクシオ 公式HP
https://conexio-iot.jp/event/dms-tokyo2019
ものづくりAI/IoT展の出展ブースにて、サービスの活用事例や実演デモ、ミニシアターによるセミナーを実施。通路に面してシアター用のモニターを設置し、その後方に通路を設けて説明用のモニターやパネルが並びます。
色使い、デザイン共にまるでロケット内部のような、どことなく近未来的な雰囲気を感じられるブースです。ミニシアターのコーナーはスマートフォンをイメージしているようにも見えます。
引用元:SUPER PENGUIN 公式HP
https://booth-design.jp/works/interior/1138
住宅、ビル関連の展示会にて、IoT建材を展示。6小間という広さを生かすためには、来場者を中へ呼び込むために、まず滞留させるエリアを作る必要があります。この場合は、ブース正面に敷かれた新製品の床材がその役割を担っています。
センサーにより位置検知ができる「センシングフロア」をステージに見立て、そのフロアの上に立ってブースの前に並ぶ来場者に向けてプレゼンを実施。通路を行き交うすべての人に製品のPRが行えます。
引用元:イーソル 公式HP
https://www.esol.co.jp/event/event_145.html
車やロボット、その他さまざまなIoTデバイス開発におけるプラットフォーム及び開発ツールを紹介しています。シックでありながら華やかなカラーリングがゲームセンターを彷彿とさせてワクワクしますね。
ブース正面には社員がプレゼンを行うためのモニターと演台のあるステージが。中へ入ると、ステージ横に「自動運転向けプラットフォーム」エリア、その奥には横並びに「プラットフォームと開発ツール」のエリア、プレゼンステージの裏側に「セキュリティ」「産業向けネットワーク」「ロボット」と、エリア毎に分けて多様な製品・サービスが展示されています。
引用元:ウイルテック 公式HP
https://www.willtec.jp/archives/334
アイキャッチの文字色にパープルを基調としたグラデーションカラーを使った賑やかなブースです。ブルーにライムグリーン、ショッキングピンクと、なんとなく楽しい気分になりますね。背景を白で統一しているため、これだけのカラーを多用していても決してうるさく感じません。
入口正面にはセミナー用のモニターと演台。中へ入ると様々な製品が展示されています。会社名よりも自社のサービスや強みを前面に押し出した看板、ブース内も壁面全体をパネルに見立てて自社製品をアピールしています。
引用元:アーク・フロント 公式HP
https://www.arkfront.jp/?p=2715
変形したアール型のアーチと鮮やかなブルーが印象的な展示ブースです。産業用ボードはクライアントの希望を最優先にレイアウト。クライアント企業のイメージカラーよりもやや明るめのブルーを基調とすることで、明るい雰囲気を演出しています。
展示会において自社ブースへ集客するための最も重要なポイントは、まず「伝える」こと。
特にIoTのような遠目には何を展示しているのかわからないような展示会の場合、ただパネルを並べ、小さなモニターで映像を流すだけでは来場者の興味を惹くことはできませんし、会社名をブースの目につく場所に大きく表示しただけでは、どんな製品やサービスを展示しているのかまったく伝わりません
大切なのは、とにかく具体的なサービスの内容や強みをしっかりとした大きな文字で打ち出すこと。壁全体を使ってグラフィックで表現するのが理想的です。
又は、動きで表現するのも効果的です。機械や設備を使ったデモンストレーションはできるだけ来場者の目に止まりやすい場所で行いましょう。
そのサービスが自社の業務に関連があるかどうか、来場者は一瞬で判断します。そして、サービス内容に興味をそそられた来場者は必ずブースの前で足を止めてくれます。場合によっては、自らブースへ近付いて来ることもあるでしょう。
IoTの製品やサービスは、そもそも視覚に訴えるような性質のものではありません。
ブースの装飾はイメージ広告ではなく、来場者の足を止めるための最初のアプローチだと割り切って、一瞬で伝えることを念頭においてデザインすることがポイントです。