集客力を高める展示会ブース施工会社ガイド
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展示会を成功に導く映像の作り方のコツ

展示会における映像の役割とは

スタッフによる説明や商談がメインとなる展示会ですが、集客力の高いブースでは映像を活用していることが多くあります。映像の役割は「来場者の注目を集める」「自社イメージを伝える」「製品への欲求を高める」など様々。目的が異なれば、当然、映像の内容も変える必要があるわけです。映像を制作する際には、まず、この目的を明らかにしましょう。

ただ、展示会にありがちな問題を考慮しなければ、せっかく作った映像が台無しになりかねません。展示会ブースでありがちな問題をチェックして、効率的に集客できる映像制作を行いましょう。

長くダラダラとした映像

商品画像をひたすら流し、商品名と価格をナレーターが読み上げるだけの映像では、来場者の注目を集めることも、欲求を高めることもできません。全ての製品やサービスを盛り込もうとすると、単調で長々とした映像になります。これは製作時の構成ミスに他なりません。

来場者は、会場内の全てのブースを見ようと、アンテナを張り巡らしています。もちろん歩くスピードも早く、「このブースは見なくてもいい」と決断する時間はほんの一瞬です。そのような状況で、展示製品に注意を向けさせて足を止めさせ、見る価値のある映像であることをアプローチしなければなりません。その勝負は、来場者の足を止めさせてからほんの数秒。10分以上の凝った映像を作ったとしても、クライマックスまで来場者が見てくれるとも限らず、また、はじめから視聴することも考えにくいです。

展示会において映像は優れた宣伝ツールですが、使い方を間違えると、集客の効力はほとんどありません。製品や自社技術、サービスの素晴らしさを伝えるために、長い映像を作りたい気持ちはわかりますが、スピード戦の展示会には適さないのです。

展示会で流す映像は、あくまでも来場者の足を止めるための、注意を引くツールと考えましょう。

来場者の五感を刺激する映像

急ぐ来場者の足を止めさせるには、五感を刺激する方法が有効です。

例えば、焼肉屋が窓や換気扇から肉が焼ける匂いを放つのは、道ゆく人々の嗅覚を刺激するため。おいしそうな匂いに食欲をそそられ、ついついお店に足を運んでしまう、という人間の五感をうまく利用した手法です。

映像展示の場合は、流れる画像や動画で視覚を刺激し、音によって聴覚を刺激します。五感の中で、特に人の注意を向けさせる感覚を刺激することが可能なツールなのです。

製造系の展示会では食品関係の企業が出展することがなく、また触覚を刺激する製品が展示されることもほぼありません。そんな中で映像を使った集客は、まさに展示会での画期的ツールといえます。

展示会でのNGな映像

映像を利用しているブースはたくさんありますが、映像を制作するにあたっていくつか注意点があります。

映像の尺が長すぎる

上述したように、来場者は会場内のブースを1つでも多く見たいと考えています。来場者が展示会に滞在する時間は、平均で約2時間あまり。1つのブースにかけられる時間は、ほんの数分と限られるため、映像の尺が長すぎると良い印象を与えません。映像はなるべく1分程度に収めることが肝心です。その中で、製品の紹介やインパクトのある演出をしましょう。

映像にテロップがない

展示会場は当たり前のことながら、たくさんのブースがひしめき合っています。大音量でBGMが流れ、自社ブースだけでなく、隣のブースからの音声も加わるため、とても賑やかな空間に。つまり、ブースから少し離れた位置にいる来場者には、映像の音声はほぼ届かないといってよいでしょう。たとえモニターの目の前で見ている場合でも、ふとした時に音声が聞き取りにくい状況にならないとも限りません。来場者に音声が聞こえなければ、映像の内容も伝わりません。そのため、映像には必ずテロップを入れる必要があります。

展示会での効果的な映像制作のコツ

映像に女性タレントを採用する

ネクタイを絞めたスーツ姿のおじさんスタッフばかりがいるブースより、キレイな女性スタッフが対応しているブースの方が、華があって、来場者も多く集まる傾向にあります。展示会ではよくある光景のため、女性スタッフや外部コンパニオンを意識的に配置しているブースもあるようです。

映像の場合も同様に、男性の技術者や営業が製品の説明をするのではなく、女性タレントを登場させる方が来場者の反応も良くなります。女性タレントは有名な芸能人である必要はありません。美しい容姿とキレイな声を持つ、女性タレントに依頼しましょう。女性タレントの容姿と声で、視覚と聴覚を刺激し、足早に進む来場者の足を止めさせるのです。

映像に通販番組のテクニックを取り入れる

通販番組を見ていると、特に欲しいとも思わなかったものが、番組が終わると同時に電話していたという現象が起こることがあります。通販番組のような映像を作ろうということではなく、視聴者の購買意欲をかき立てる、あのテクニックを取り入れてみましょう。

商品は毎回変わりますが、通販番組が使っている要素は、主に「売れています」や「安い」「今だけの限定商品」「実は私も使っています」「今なら特典付きです」「手数料は当社が負担します」などです。ただ、1分程度の映像に全てを盛り込むわけにはいかないので、展示製品やサービスに合うワードを選んで制作してみましょう。

展示会開催中の状況に合わせて音量を調整する

ブースに機材を搬入するのは、展示会の前日の夜という場合がほとんどです。ブースの施工が終了した後は、翌日に備えて映像や音量のチェックを行うでしょう。万全の体制を整えて、いざ展示会当日を迎えたものの、昨夜は問題なく出ていた音声が、開催当日になって、全く聞こえないという事態に。音量を最大に上げても十分とはいえず、むしろ音割れして聞き取りにくいという状況に陥る可能性もあります。その原因は、展示会当日の騒々しさを予測できていなかったためです。

展示会は自社ブースの音声はもちろん、近隣ブースの音声や来場者の話し声など、さまざまな妨害があります。賑やかな展示会で、来場者の聴覚に訴えるには、想像以上の音量が必要です。ただ、モニターやパソコンについているスピーカーだけでは、そのような大音量を出すことは不可能です。映像の音声を流すスピーカーは、オーディオ機器以上のものを用意しましょう。

映像を制作会社に依頼する場合の「納期」と「費用感」

映像を作るには、企画をはじめ、撮影や編集など、いろいろな工程があります。映像の内容によっても変わりますが、完成するまで、1週間から1ヶ月程度かかると考えた方が良いでしょう。

映像制作を外部に依頼する場合は、打ち合わせから制作にかかる期間を考慮して、早めに連絡を取るようにしましょう。

また、撮影を1から行う場合は、撮影費用が必要ですが、自社で保管している画像や映像がある場合は、それを編集して映像作品に仕上げることも可能なため、予算を抑えられます。タレントを使う場合は、キャスティング料、スタジオやその他のロケーション撮影の場合は、移動費や場所代などがかかります。

映像の長さが撮影料や編集料に比例するため、映像が長ければ長いほど費用は高くなります。映像制作にかける費用は、最低で10万円程度。さらに質を上げるとなると、30万円以上は必要になります。

一度制作した映像は、展示会終了後にも再利用することが可能です。ホームページにあげたり、営業ツールとして活用できたりするので、その辺も加味して予算をあてると良いでしょう。

展示会で映像放映に使われる機器の種類

展示会で使われる映像用機器には、モニターやサイネージ、大型ディスプレイなどがあります。自社ブースに合わせて、サイズ感や有益性などを考慮し、最適な機器を選びましょう。