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駆動システム技術展とはどういった展示会なのか解説。過去に参加した企業のブース装飾や展示会で目立つブースをつくるポイントについて紹介します。
国内で開催される大型のEV(電気自動車)・HEV(ハイブリッド車)分野の展示会です。電動車両を動かすHEVシステムやEV駆動システムなどの駆動システムをはじめ、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池、次世代電池、コネクタ、モータ技術、インバータ、充電・インフラ関連、パワーエレクトロニクス技術など、駆動システムに関連する技術を扱う企業が集結。同時開催展やセミナーなども行われ、会場は多くの来場者で埋め尽くされます。
展示会主催者は、売り手とバイヤーの商談の場を作るプロ・リードエグジビション ジャパン株式会社。一般の来場者が少なく、 バイヤーの来場者数が大半を占めます。
展示会ブースの施工業者は?
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引用元:株式会社豊田自動織機公式HP
https://www.toyota-shokki.co.jp/news/events/2017/01/12/001684/
車両やエンジン・コンプレッサー・カーエレクトロニクスなどの自動車部門をはじめ、フォークリフトなどの産業車両部門、繊維機械部門などの事業を展開する、大手メーカー企業が出展したブースです。開口部を大きく開けたデザインで、フォークリフトをブースの左右に配置。来場者がブース内に入りやすいよう工夫されています。ブースのデザインは、企業カラーに合わせてシンプルに。製品の存在感とブランド感を巧みにアピールしています。
引用元:株式会社クオルテック公式HP
http://www.qualtec.co.jp/info/exhibition/6evhev.php
分析・故障解析や再現実験をはじめ、製品評価、信頼性試験、研究開発、コンサルティング、微細加工、研磨センターなどの事業を展開する企業が出展したブースです。企業のイメージカラーであるオレンジ色と曲線を駆使し、ブース内に人が立ち寄りやすくなるような温かみのあるデザインに。カーブをうまく利用することで、ブース内が2分割されています。ブース左手の上部には製品の名前を大きく掲示し、その下で事業内容を展示するという来場者にわかりやすい展示方法を採用。右手の壁面には大きめのモニターを設置し、ブース内でセミナーを実施するためのスペースが設けられています。
引用元:日本電産株式会社公式HP
https://www.nidec.com/ja-JP/product/news/2018/news1213-01/
スマートフォン向けの精密小型モーターから、産業用の大型モータまでを扱うモータ事業をはじめ、検査装置・計測装置などの機器装置事業、プラスチック製景品やカメラ用シャッターなどの電子・光学部品事業などを展開する企業の出展ブース。白を基調に、企業のロゴと合わせた、爽やかなグリーンのイメージカラーでまとめています。通路側にモニターやタブレットを配置し、来場者の注目を集めるデザインに。シンプルで無駄のないブースになっています。
引用元:株式会社安川電機公式HP
https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/event/6071
ACサーボ・コントローラやインバータなどのモーションコントロール、アーク溶接・スポット溶接・塗装などのロボット、鉄鋼プラントや環境・エネルギーなどのシステムエンジニアリングほか、幅広い事業を展開している企業の出展ブースです。黒を基調としたデザインに、企業ロゴを掲示した上部看板が映えています。開口部を大きく開け、来場者をブース内に引き込みやすいように計算。メインの製品を中央に配置し、製品の魅力と技術を大きく訴求しています。
引用元:Response公式HP
https://response.jp/article/img/2019/01/29/318545/1379056.html
自動車用トランスミッションやエンジン用部品、四駆タイミングシステム、サイレントチェーンなどの、自動車用高性能電動部品の開発や製造、販売を行っている、メーカー企業が出展したブースです。ブース内に2箇所、斜めに壁を配置し、展示台を両面に配したデザイン。製品によって展示台の高さを調節しています。通路とブースの隔たりをなくすことで、来場者が足を止めやすいよう考案。奥の壁には大きくプリントされた写真画像を壁紙として貼り付けられているので、アイキャッチ効果も期待できます。
引用元:菱電化成株式会社公式HP
http://www.ryoka.co.jp/pr/2013/2013022201.html
スチレンフリーワニスや自動車モータ用ワニスなどの電気絶縁ワニス、電気絶縁用・接着用プリプレグなどの開発・製造・販売を行っている企業の出展ブースです。展示台と壁面を一体化させた展示台を2箇所に設置。企業名からキャッチコピー、モニター、扱っている製品名、パネル、たくさんの製品まで、限られたスペースを有効活用したデザインです。
引用元:株式会社ハセテック公式HP
https://www.hasetec.co.jp/news/20100125_01.html
アルミユニットと黄色・緑の目立つ配色でまとめられたシンプルなデザイン。オープンブースの利点を活かし、前後左右の通路側に急速充電器や充電スタンド、中央にメインの電気自動車が展示されています。
引用元:沖電線株式会社公式HP
https://www.okidensen.co.jp/jp/event/2013/ev2013_houkoku.html
機器用電線や通信用ケーブル、光ケーブルなどの電線事業や、フレキシブル基板のFPC事業、ワイヤ放電加工機用電極線などの事業を行っている企業の出展ブースです。ブース上部に赤色のアーチを取り付け、キャッチコピーを掲示。LEDパネルとモニターを目立たせるために、スポットライトの光源が抑えられています。壁面を展示台にし、新製品をずらりと並べてアピール。シンプルにまとめられた小規模ブースです。
引用元:株式会社多賀製作所公式HP
http://taga.co.jp/news/22.html?PHPSESSID=cd78239ccdc92aef5a376f9b23c16529
スマートフォンをはじめ、スマートグリッド、家電・車載・医療関連の機器で使われる自動巻線機などの設計・製造・販売を行っている企業が出展したブースです。会場で明るく映えるように、上部看板から柱までLEDを多用したデザインになっています。ブース内にもスポットライトをあてて、製品が暗くならないよう配慮。光をうまく利用して、来場者を引き込みやすく工夫されたデザインです。
小さな装置を展示台に並べることが多いのが、駆動システム技術展の特徴です。アピールしたい商材に注目を集める方法として、 LEDやスポットライトを使用して、ブース全体を目立たせるデザインがおすすめ。
反対に インパクトのある製品を展示する場合は、ブースのデザインを シンプルにして、製品の魅力を前面に押し出すことが重要です。
さらにオープンブースにすると、製品が際立つだけでなく、来場者が入りやすくなるメリットも。
ブースのサイズや展示する製品によって、効果的なデザインが異なるため、展示する製品に合わせたブースのデザインが必要になります。