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国際放送機器展(International Broadcast Equipment Exhibition)の略称であるInter BEE。メディア産業における新たな技術やサービスの提示を目的とした展示会で、コンテンツビジネスに関わる企業が、国内外から集結。主催は「一般社団法人 電子情報技術産業協会」です。
製品・技術の最新情報などを求め、放送機器メーカーや通信事業者、インターネット関連、民間放送テレビ局など、さまざまな業界から来場者が集まります。
2019年に開催された「Inter BEE」には、37カ国から出展社が集まり、参加した企業は1,158社に上りました。3日間で合計40,375人が来場し、大盛況に終わっています。
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グループ経営戦略や経費におけるマネジメントをはじめ、WEBマーケティング、マニュアル開発、人材開発のためのソリューションなどのサービスを展開する企業が出展したブースです。白をベースに、黒の柱をアクセントに取り入れたデザインブース。上部看板には、LED照明を利用した企業ロゴを掲示。上部構造は厚みを減らした設計で、天井に無造作に並べられたスクリーンのインパクトをアップさせています。手前の通路側の一角には、セミナーを行うためのステージが設けられています。動きのあるデザインで、来場者の注意を引こうという意図がうかがえるデザインです。
オーディオ機器や家電製品からロボット、エネルギーシステムまで幅広い事業を展開する大手メーカー企業が、他社と共同で出展したブースです。他社との技術協力で実現した、「業務用8Kカムコーダー」をはじめ、民生用70V型8K対応の液晶テレビ、業務用の8K映像モニターなどを展示。ブース内は3つのコーナーが1つの通路を挟む配置で作られています。ブース上部にボリュームをもたせ、映画館のような入り口を設置して、それぞれのコーナーに別々の世界観を演出。手前の8Kスタジオは、金屏風や竹などのアイテムを取り入れた和のテイストで装飾され、会期中に和服姿の女性によるパフォーマンスが行われたようです。
画像処理と通信技術を新たな製品・技術に応用し、「DOSグラフィックライブラリ」や「メモリアレイシステム」「画像入力ボード」などの製品を開発する企業の出展ブースです。黒をベースにした6コマブース。ブース上部や縦横に、デザインの一部として掲げられた白抜きの文字は、企業ロゴではなく製品名です。ブース上部から下部におりる白いラインがアクセントになっています。展示台の天板部分も白で配色して、まとまりのあるデザインに。手前の展示台にはラウンドを配し、クールな配色の中にも、尖り過ぎない印象を与えています。ブース奥は、ガラリと印象が変わり、ハワイのバーのような装飾が施され、セミナーや商談コーナーとして使われたようです。
4K・8Kのスタジオソリューションをはじめ、制作、リモートカメラ、番組制作などのソリューション、スタジオ照明器具などの展示を目的として、大手メーカー企業が出展したブースです。白をベースに、水色と黄緑の配色で爽やかな雰囲気に仕上げられたデザインブース。上部看板は繊細な角度にカッティングされ、LED照明を使用して目立たせています。ブース手前のコーナーは、会期中に松竹の若手芸人を招いての、プレゼンテーションが行われるメインブースとして設置。奥の展示スペースは、壁面の一角をくり抜いて空間をアレンジしています。
一般向けや法人向けのオーディオ機器、マイクロホンなどを製造・販売している、企業の出展ブースです。白と黒をバランスよく配色したデザインブース。正面上部に掲示された企業ロゴは、LED照明を使用して飛び出しているように演出しています。目立ち過ぎず、さりげないアクセントになり、デザイン性もアップ。企業ロゴの下には英語でキャッチフレーズを印字し、その他のコーナーにも文字が英語で印字されていることで、全体をスタイリッシュな雰囲気に統一しています。ブース入り口は緩やかなカーブにカッティングされ、LED照明を使用することで来場者の注目を集めました。
企業を対象に、「ITインフラストラクチャーサービス」を展開する大手グループ企業が、17社のパートナー企業と共同出展したブースです。黒と白を基調とした配色に、企業のイメージカラーである、オレンジをアクセントに取り入れたデザインブース。ブース正面はデモンストレーションを行うコーナーとして設置されています。大胆なラウンドの装飾を重ね、天井から企業ロゴを吊り下げて空間をアレンジ。コンテンツの性質ごとに「管理」「制作」「配信」の看板を乗せて、いくつかのコーナーを設置し、デモや事例を展示しています。
一般向けのオーディオ機器や専門家向けの音響機器、映像機器などの輸入販売を行っている企業が出展したブースです。グレーと黒をメインに使用し、白のラインでアクセントをつけたデザインブース。製品を目立たせるため、ブース内の装飾はあえてシンプルに仕上げられています。通路側の展示台には上部看板を取り付け、柱で囲って空間をアレンジ。手前の壁面にはインパクトのある機材が展示され、来場者の興味を誘っています。奥の壁面の一角には、取り扱いブランドのロゴを来場者が見やすいよう白地にプリント。機材はかなり重いため、展示台の設計にも苦労した様子です。
コンテンツビジネスに関わる企業が一堂に介する「Inter BEE」では、LED照明を使用した、大胆かつインパクトのあるデザインブースが多い印象です。
会場内は照明が抑えられているため、暗めのブースでは周りの出展企業に埋もれてしまいます。「Inter BEE」で目立つブースを作るには、やはりLED照明を使用して、来場者の注目を集める装飾がおすすめです。大胆なカッティングや、思わず二度見するような、サプライズを盛り込むと良いでしょう。