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従来セミナーと言えば、経営コンサルタントが開講するものという印象が強いものでした。最近では、多くの企業でセミナーを開催するように。新規顧客を獲得したい企業にとって、セミナーはテーマに沿って商品やノウハウについて述べる場というだけでなく、商品をPRする絶好のチャンスなのです。
セミナーを開催することで、どのような宣伝効果が期待できるのでしょうか。ここでは、セミナーを活用するメリットを解説します。
セミナーを開催すれば、必ずしも売り上げに直結するというわけではありません。しかしセミナーの内容が聴講者のニーズに合致していた場合、契約・購入などの成果を得られる可能性が高くなります。
セミナーには、個々にテーマが決められているもの。そのため各テーマに、同じように興味のある聴講者が集まります。セグメントされた顧客に向けて商材をアピールしやすく、獲得できる確率も高くなります。
例えば、BtoBや車・不動産・金融商品などの高額な商品を購入する場合は、事前にその企業や商品について十分な調査と検討を行ったうえで決断を下すでしょう。商品の仕入れルートや安全性、信頼性、リスクなど、さまざまな情報を調べて納得できなければ購入しないはずです。
以上のように、高額な商品のため購入を決定するまでに時間が必要という場合や、購入検討の際に複数人の意見が必要といったビジネスにおいては、セミナーを宣伝方法の一つとして活用する効果は高いと言えます。
顧客にとって、「インターネット上に掲載されている情報だけでは決定打に欠けるが、相手先を呼んで説明を乞う関係でもない」という場合、「講師」対「大勢の聴講者」という立場で参加できるセミナーは、便利なものです。
さらにセミナーの内容が充実していれば、顧客の満足度も高くなり、契約に繋げられる可能性も高くなります。顧客からも、何かしらのアクションが期待できるでしょう。
顧客を満足させられるセミナーを行なうには、枠組みを固める必要があります。
セミナーの目的を、新規顧客の獲得か、その後のフォローに置くのか、あるいは既存顧客を対象に開催するのか、などを明確にしましょう。その上で、目的やターゲットに合わせて、どのようなPRを行うかを決めます。
セミナーは一度行っただけでは、成約につなげることは難しいものです。何度も繰り返し開催することで、少しずつ顧客が増えていくでしょう。
セミナーの開催後、聴講者数や契約率、参加ルートなどの結果を踏まえ、次回の開催に役立てることも大切です。
またセミナーを他の宣伝ツールと併用して活用することで、より高い効果が得られるでしょう。