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オクタノルムやマキシマライト、オメガトラスなどのシステム部材を使用したブースを指す「システム部材ブース」。使う部材によってさまざまな雰囲気が表現できることと、木工ブースに比べて比較的簡単に使用できることから、近年ではさまざまな展示会やイベントで使用されるようになりました。
現代の主流ブースになっているだけあり、システム部材ブースにはさまざまな魅力が存在します。
各展示会やイベントには準備期間があり、この期間にブースのデザインや資料作成、プレゼンテーションなどを仕上げていくようになります。その中にはブースの設営も含まれており、準備期間が短い場合はその分ブースも早く設営しなければなりません。
しかし、システム部材ブースの場合は既に形が決まった部材を使用するため、一から部材をつくることはほぼないといっても良いでしょう。そのため、設営までの工程は部材運搬と現場での設営のみとなり、急な展示会にも対応できます。
システム部材ブースの良いところは、なんといっても再利用ができること。そのため、撤去の際に発生する廃材が少なく、スムーズに解体できるのです。
また部材を組み立ててブースをつくっていくため、木工ブースに比べて設営も簡単。さまざまな部材を組み合わせれば、滑らかなカーブやサークルを表現することもできます。
システム部材ブースでは、1度使用した部材を別のブースに使いまわすことができるため、ブース設営にかかるコストを安く抑えることができるのです。
とくに、ある程度デザインや型が決まっているパッケージブースはかなり安値で設営することが可能ですので、コストを抑えたいという方に最適だといえるでしょう。
システム部材ブースは低コスト且つ準備期間が短いため、かなり使い勝手の良いブースだといえます。しかし、その背景には「部材ごとに形やサイズが決まっている」という事実がありますので、ブースのオリジナリティが出しにくくなってしまうのです。展示会への出展においてコストを意識する企業は多く、そのぶん会場では、システム部材ブースが中心になることも少なくありません。そのため没個性になり、本来の目的である「集客」から遠のいてしまうブースも多々見受けられます。
もちろん、業者に依頼をすれば希望通りの部材をつくることも可能です。しかしどうしてもコストが高くなってしまいます。また、システム部材ブースの場合は釘やビスが打てませんので、棚などを使って製品を展示するようになります。そのためブースにこだわりたいという方は木工ブースを検討するのがおすすめです。
展示会ブースの施工業者は?
おしゃれな装飾・デザインを任せられる
おすすめの会社3選を見るシステム部材ブースで使用する部材と特徴
システム部材ブースにはさまざまな部材があり、使う部材によってある程度ブースのデザインが決まってきます。
いくつもの対角線をつくることで3次元空間を表現することが可能です。オクタノルムはデザイン性が高く、強度が強いという信頼性から幅広い用途で使用されています。
また、イソゴンとの接続も可能ですので、部材を組み合わせることでさまざまなシーンに対応できる部材だといえるでしょう。
アルミを使用しているため軽量且つ耐荷重性が高く、施工が容易なのがオメガトラスです。ストレートな線だけではなくさまざまなR型のサイズも揃っており、オクタノルムと組み合わせて使われることも多々あります。
垂直2方向、水平4方向に組み合わせる構造となっており、パネル装飾をメインとしたブースに使用されます。シーマオービットと接続ができるため、PDPなどの設置が簡単にできるのも魅力といえるでしょう。
オクタノルム同様、いくつもの対角線によって3次元空間を生み出せる部材です。イソゴンとの接続が可能で、こちらもさまざまなシーンに対応できるとして人気があります。
店舗用に開発された部材を展示用マテリアルとして改良したもの部材です。オクタノルムとの相互とデザインの対比性が魅力となっており、1つのブース内に多様性を出すことが可能です。
オクタノルム社がトラスシステムとして開発した部材で、オクタノルムを使用した空間にアクセントとしてストラクチャーが組み込まれます。これによりブースのインパクトが強まるほか、パネルの装飾も可能となります。
メロードームはその名の通り球状のデザインに使用される部材です。ボールやチューブで構成されており、小規模なブースから大規模なブースまで幅広く対応ができます。ドーム状の空間を表現できるため、さまざまなステージのアクセントとしても人気です。
全部で12種類のラインがあるファブリックイメージズは、望遠認定済みの布を使用した部材になります。この布は出力ができるほか、洗濯も可能なリユース素材となっており、使い方によっては非常に個性的なブースをつくることができます。