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ものづくりワールドとはどういった展示会なのか紹介します。過去の展示会を参考に、参加企業のブース装飾事例を解説。展示会で目立つブースをつくる参考にしてください。
ものづくりワールドは大規模なものづくりの専門展示会。開催は年に3回、東京・大阪・名古屋で開催されます。
30回近く開催されている定番の展示会が「設計・製造ソリューション展」や「機械要素技術展」など。システム管理部門の担当者が商談や技術相談を目的に足を運びます。
回数が時代の変化に合わせて、新たな展示会も次々開催。2019年には、以下の4つの展示会が初めて開催されます。
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ホースやチューブの専門メーカーの展示です。鮮やかなオレンジ色にはっきりしたブルーをアクセントにすることでとても目立つブースに仕上げています。
オイルレスベアリング、免震・制震装置メーカーの展示です。ベアリングなどの製品ラインナップの充実をPRし、建築用の免震・制震関連製品を分かりやすくパネルで展示しています。
精密部品製造に特化しているメーカーの展示です。ブース全体を白で統一し、ロゴや枠などをブルーにすることで浮遊感のある印象的なイメージをつくりました。
FAシステム機器や、ニアモータなどの電気分野、LEDやDINレール取り付け用電源、小型モータなどの電子分野、各種ロボットなどの機械分野など、複数分野での事業を展開する企業の出展ブースです。ブース上部へ目立つように大きく企業のロゴを掲示。来場者の注意を引くとともに、キャッチコピーでメッセージを伝えます。配色は企業のイメージを彷彿とさせる緑と白でまとめ、展示コーナーごとに赤や青、紫などのアクセントカラーを入れています。ブースタイプは、来場者がどこからでも入れるオープンブースです。
配線結束保護チューブや、EMI対策部品の製造・販売を行っている企業の出展ブースです。ブース上部には、企業名やRP内容などをスペースいっぱいにプリントし、通路側の展示台に斜めにかけるように設置。狭いブースに角度をつけることで、デザイン性も高くなります。展示台にはモニターが設置されており、来場者が足を止めて見る様子がうかがえます。ブース全体は青と白でまとめられ、統一感を持たせたブースです。
金型部品を製作・販売している中国企業の出展ブースです。配色は緑と白でまとめられ、小さな展示台がバランスよく並んでいます。奥の壁際には、カーテンが引かれていて、備品やスタッフルームとして利用できそうです。企業名は通路から見やすいように斜めに掲示され、壁際にも緑地に黒で縦に印字することで、デザイン性も向上。小さなパネルを掛けている壁は白くして、上からスポットライトを当てて雰囲気を出しています。
半導体製造装置機器やヒータ、FPD製造装置機器、吸着搬送機器などの開発から販売まで行っている、企業が出展したブースです。製品を紹介するコーナー別にキャッチコピーが設定され、ヘッドマネキンにヘルメットをかぶせてマスクを当てるなど、演出にも凝っています。作業靴が展示されている隣では、製品の体験コーナーもあり、来場者の興味をそそります。スペースを広く使った、入りやすく見やすいブースになっています。
工業用ミシンや自動車ダイスカット部品などを製造・販売している企業の出展ブースです。ブース上部に商材名を大きく掲げ、すぐ下に社名を入れてブースの目的をわかりやすく表示しています。紺色と赤色をメインデザインに取り入れ、展示台は赤に加えて青と紫を配色。コーナーごとに変化をつけています。右手にあるアーチの下に、隠れ家のように小さめのテーブルが置かれているのがユニークです。小さな三角をいくつも重ねたアーティスティックなデザインが目を引きます。
展示会の中でも専門性が高く、同業種が一堂に会するものづくりワールド。来場者に商材の良さや他企業との違いをアピールするためには、一瞬見ただけで「何を扱っているか」がわかるブースであることがポイントです。
出展内容が一目でわかるように展示製品やサービスの用途や機能をはっきりと明記した、大きい看板を設置すると、インパクト大!過去のブースでは、全方向から見えるような円形看板や、LEDパネルで光らせた看板など、アピールしたいポイントをデザインで推す企業が多く見られました。
ものづくりワールドへの出展企業の中には、商材を手に取って確認できる台やセミナースペースなど、体験型のブースも多いもの。机や椅子は限られたスペースの中で幅を取るため、ただ並べるだけでは窮屈な印象を与える可能性があります。「通りからブースがどう見えるか」「看板や商材や人で隠れてしまわないか」など、さまざまな点を計算しながら配置するのが良いでしょう。
スペースの配置位置、レンタル品の確保など、自分で考えるには手間と時間がかかります。より来場者からの注目を集めやすいブースをつくるのであれば、「見せ方のプロ」であるデザイン力に長けたブース装飾会社の力を借りながら、展示会出展の準備を進めるのが良いでしょう。