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展示会に出展する際の服装

展示会の服装は企業イメージを大きく左右

展示会を成功させる上で意外と見落とされがちなのがスタッフの服装です。キャッチコピーや展示物などと同じようにスタッフの服装や態度、立ち居振る舞いも重要なアイキャッチ要素のひとつ。服装によって悪い印象を持たれてしまうと、全てが台無しになります。

ではどのような服装が良いのか。男女に共通する、身だしなみのチェックポイントを以下にまとめました。

いずれもビジネスマン・ウーマンにとっては常識でしょう。しかし、これらの基本が守れていないスタッフを展示会場では多く見かけます。

自分では「問題ない!」と思っていても、背中側や顔など鏡を使わないと見えない部分に問題があるかもしれません。服装の乱れをなくすため、展示会が始まる前にスタッフ同士でチェックしておくのがおすすめです。その場合変に遠慮せず、お互いに適度な緊張感を持って確認し合いましょう。チェックがナアナアになって身だしなみの乱れが放置されたままだと、本人だけでなく会社も恥をかいてしまいます。

業種・業界にふさわしい服装を

展示会スタッフの服装を考えた場合、実はどんな業種・業界にも共通するドレスコード(服装規定)というものはありません。一般的には男女ともスーツを着用すべきという意見が根強いですが、業種・業界によってはもう少し砕けた服装の方がいい場合があります。

ユニフォーム(作業服)で実直な印象を与える

ものづくりの会社なら、ふだんの作業で着ているユニフォーム(作業服)の方が顧客の受けがいい場合もあります。スタッフが同じデザインの作業服でブースに待機していると、来場者は普段の作業現場をイメージしやすいでしょう。また実直な企業カラーを来場者に印象付けることもできます。

ユニフォームを採用している会社は、ものづくり企業だけでなく、運送業や建設業などにも多いです。各社ともそれぞれの思いをこめてユニフォームを製作しています。ユニフォームが清潔に保たれているなら、展示会だからといってユニフォームを脱ぎ捨て、固苦しいスーツに着替える必要はないと思います。

出品しているのがゲームソフトの場合も、固苦しいスーツよりラフな服装の方がいいでしょう。GパンにTシャツでは困りますが、時代の先端を意識させる、テーラージャケットをさりげなく着こなせば、アミューズメントなイメージを打ち出せます

スーツの堅苦しさが逆効果になることも?

スーツは誠実なイメージがある一方で、相手に警戒感を抱かせる面があるのも否定できません。業種・業界によっては、ブースにスーツ姿が並ぶことで来場者に威圧感を与えてしまいます。特に男性がスーツを着用すると、その影響が顕著に現れます。

自社の製品・サービスを吟味し、相手に威圧感を与えない方が得策と判断すれば、来場者の警戒感を下げることを優先し、ビジネスカジュアルを意識すると良いでしょう。ジャケットを着用する場合は黒や紺などは避けてなるべく淡い色を選ぶと、親しみやすい印象に。夏場はノーネクタイにするだけでも、印象は大きく変わります。またスタッフ全員でデザインを統一したポロシャツの着用もおススメです。

判断に迷う場合はスーツが無難

ふさわしい服装は自社の業種・業界を考慮して決めていいのですが、判断に迷うような製品・サービスを展示する場合はやはりスーツが無難でしょう。スーツにするか、それともカジュアルか。これは重要な要素で、経営者や担当者が十分な話し合いをして決めてもいいと思います。キャッチコピーと並んで、スタッフの服装は大切なアイキャッチ要素なのですから。

顧客受けの良いスーツの着こなし方とは

それでは、男女別にスーツの着こなし方を紹介していきましょう。

男性の出展時の服装

男性の場合、スーツの種類について注意を要します。金融機関のように信頼性が大切な業種の場合、カジュアルすぎては相手に不信感を抱かれてしまうので、派手な柄のネクタイやシャツ、それにバックル式の留め金を使用している「モンクストラップシューズ」などを履くのはやめた方がいいでしょう。ダーク系のスーツに白いシャツを着用すると、紳士的な印象を与えて信頼性が高まります

女性の出展時の服装

明るい色のスーツの方が良い印象を与えますが、スーツのバリエーションが男性よりも広い女性の場合、ノーマルなスーツを選ぶ方が無難です。色合いよりも肩や体のラインにフィットしたサイズを重視して、清潔感のある着こなし方をしましょう。派手な色や柄の服装は避け、アクセサリーやバッグなどもシンプルで落ち着いた印象のデザイン・色にするのがベターです。

シャツやブラウスなどインナーもスーツに合わせるが基本で、季節感のあるアイテムが良いでしょう。スカートスタイルかパンツスタイルかはどちらでもOKですが、スカートは短すぎないように配慮が必要です。また、シャツやブラウスも胸元が開きすぎないようにしましょう。

疲れやすい会場では動きやすさがポイント

展示会で忘れてならないのは、動きやすい服装にすることです。イベント中は女性でもしゃがんで荷物を載せて持ち上げたり、来場者をブースに案内したり、あるいはチラシを配ったりと動き回ることが多くなります。

また歩く距離も馬鹿になりません。なぜならイベント会場は地方の施設も含めてかなり広いからです。東京ビッグサイト・幕張メッセ・インテックス大阪・ポートメッセ名古屋などといった大都市のイベント会場にいたっては、大規模な運動競技場に匹敵する広さがあり、駅から会場まで移動したり、トイレや食事に行くだけでもかなり歩くことになります。また、床が固い会場も多く、想像以上に疲れます。

靴は履き慣れたものを選ぶ

動きやすい服装にするのはもちろんですが、履きなれた歩きやすい靴を履くこともポイントです。底がゴム素材の靴を選んで足の疲れを緩和することも必要でしょう。

また新しい靴で展示会場に行かなければならないのだとしたら、事前に履き慣らしておくのもいいかもしれません。いずれにしても高いヒールのように足に負担のかかる靴は避けるべきです。展示会で履く靴はファッション性より機能性を優先ということを覚えておいてください。

動きにくい服装は疲労の原因に

多くの来場者が出入りする展示会場は熱気がこもります。会社の顔として受付や案内役として大勢の来場者と接する場合、人酔いによる疲れが溜まりやすいもの。これに足からくる体の疲労も重なれば、頑張って笑顔を作っているつもりでも、ついつい表情や態度に出てしまいます。

疲れた態度は悪気がなくても無愛想と受け止められる可能性が。会社にとって大きなイメージダウンになるだけでなく、購買を前向きに考え始めた来場者の心証を悪化させることにもなりかねません。展示会場で来場者と接する時は笑顔が基本です。笑顔を保つためには疲れを溜めないように、動きやすい服と靴を用意しておきましょう。

備品を機能的にしまえる服装で機敏な応対

備品の扱いにも気を配っておく必要があります。財布や携帯電話、名刺入れなどを機能的にしまっておける、ポケットの多い服にしておくと便利です。服のポケットに入れてかさばる場合は、ポシェットバッグやウエストバッグのようなものを用意していくといいでしょう。また大きなバッグや冬のコートなどはあらかじめコインロッカーに預けておくと身軽です。

名刺交換を想定しておく

展示会場では名刺交換を頻繁に行います。来場者を待たせないで済むように、サッと取り出せるよう準備しておかなければなりません。

最近の展示会は、海外からのバイヤーも急増しており、彼らの中にはいきなり具体的な商談を持ちかけてくる人もいます。ブーススタッフの素早い動作は見ていて気持ちがいいし、やる気を感じさせます。第一印象が良ければ、その後の商談もスムーズに進められるでしょう。

服装は気配り 常にベストの状態を

展示会の服装は会社のイメージを象徴するアイキャッチ要素になります。また応対する相手への気配りも、印象を大きく左右するもの。

清潔さを保つのはもちろん、細かなホコリや糸のほつれなどに常に気を配り、ベストな状態で顧客と対面することが大切です。こうした真摯な姿勢は言葉にしなくても相手にして伝わり、企業イメージのアップに直結します

服装だけでなく接客も顧客の印象を大きく左右

スタッフの接客態度も、来場者の印象を大きく左右します。服装と関連性があるので、最後に少し触れておきましょう。

企業や商材に興味を持った来場者がそばにいるのに、スタッフ同士がいつまでも内輪話に興じていたり、ダルそうにしてぼーっと立っていたりすると、ブースに入りたい来場者も躊躇してしまいます。逆にブースの前にスーツ姿の男性が「さあ来てください」とばかりにずらりと居並んでいる場合も、来場者は威圧感を感じて通り過ぎてしまうでしょう。

来場者への声掛けも「適度」であるべきです。見境なく声をかけると、相手はうるさがって早々とブースを去ってしまいます。ある程度は自由に展示物などを見てもらい、興味がありそうだなと感じたらそっと声をかけてみるのが良いでしょう。また、相手から質問が来るまであえて待つ方法もあります。

「売らんかな」の空気が強すぎると、お客は距離を置きたがるものです。これは一般の小売業でも同様です。

大切なのはホスピタリティの精神です。ホスピタリティとは、顧客との関係はあくまで対等で、命令はされてないけれど、顧客が何を求めているのか、どんなことをしたら喜ぶのかを考えながら、手厚くもてなすことです。マニュアルに書いてあることをこなすだけでは、ホスピタリティとは言えません。

接客と同じように服装にもホスピタリティの心は生かされます。顧客に喜んでもらうには、服装でどんな点に気を配ればいいか。マニュアルに書いてあること意外に色んなアイデアが浮かんでくるはずです。勇気を出して実践し、展示会のプロを目指してください。