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ブライダル業界における「BtoB」向けイベントであるブライダル産業フェア。主催はブライダル産業新聞社で、2日間開催されます。ファッションステージやテーブルコーディネートなど、最新のトレンド情報をチェックできる企画も盛りだくさん。会期中は40以上の無料セミナーが開催されており、毎回100名以上の来場者が詰めかけています。
2018年に開催された展示会では155社が出展参加し、全国からブライダル分野の関係者が18,413名来場しました。
テレビや新聞など、多数のメディアが取材に訪れるため、業界外へ広く発信するチャンスにもなります。
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結婚式場や斎場の演出、ブライダルビデオの制作などを行っている企業の出展ブースです。会期中は「プロジェクションマッピング」での空間演出などを紹介。爽やかな海を思わせる明るいブルーと、白を基調にしたデザインブースです。正面に大きなモニターを設置し、インパクトのある空間に。左右の壁にもモニターが設置されており、来場者の注目を集めています。通路側にはショーウィンドウのような展示台が設置されており、展示方法にも工夫が見られます。
ブライダル映像などの制作を行っている企業が出展したブース。こちらは2018年に出展されたブースです。システムユニットで構成されたブース全体を暗幕で覆い、イルミネーションで装飾。ブース上部には、ゴールドの企業ロゴが掲げられています。正面の壁面にはウェディングドレスを展示し、「プロジェクションマッピング」で、ドレスや壁に映像が映し出される演出を実演。ファンタジックな演出に、詰めかけた来場者が食い入るように見つめている様子がうかがえます。
貴金属や宝飾の製造をはじめ、ウエディングアイテムの販売、ジュエリー専門店のプロデュースなどを行っている企業の出展ブースです。当日は、テディベアを使ったプロポーズアイテムや活版印刷技術を採用した招待状など、多数のアイテムを展示。ブースにも活版印刷を彷彿とさせるデザインが取り入れられ、インパクトのある空間に仕上がっています。カラフルながらトーンを抑えた配色で、フォントが主張しすぎず、展示物の魅力を存分に伝えられるデザインです。
印刷業を中心に行う企業が出展したブース。展示内容は、招待状や席次表などのブライダルペーパーのほか、データ作成・印刷アプリのデモンストレーションです。企業カラーのモスグリーンを基調に、展示台は白で統一。ブースの角にはパソコンが設置され、上部にはブランド名、下部にはスマホのマークと、左右にはそれぞれに展示内容を示す文字が印字されています。ブース内の装飾を抑えたことで、ディスプレーされた製品の華やかさがより強調されているようです。
オンデマンド印刷での写真集の作成・販売をはじめ、空中ディスプレイ技術の開発などの事業を展開する企業の出展ブースです。ブース上部にはインテリア性の高いデザイン棚のように斜めのグリッドを組み、一つひとつの枠内に装飾の一部としてフォトブックを置いています。展示スペースも書店のような展示方法で、来場者が手にとって見やすいよう配置。企業ロゴもグリッドの形状に合わせて斜めに掲示され、スッキリまとまっています。
フラワーデザインやディスプレイ、色彩教室の運営などを行う企業の出展ブースです。ブースのデザイン自体は、シンプルな背面ボードとテーブル、椅子が配置されているのみ。展示物がフラワーデザインのため、製品を使った装飾だけでも見栄えするブースに仕上がりました。大小のフラワーリースを壁面に掲げ、側にはウェディングドレスをまとったマネキン、木製の椅子や花台でナチュラルな雰囲気を演出するなど、装飾の仕方も巧みです。
映像物の企画制作をはじめ、イベント企画、Webサイトのデザインなどを行っている企業の出展ブースです。基本のシステムパネルはそのままに、壁面を使用して展示台と合体したはめ込み式のモニターを設置。背面には間接照明を設置して、柔らかな空間を演出しています。製品イメージを大切にしたデザインです。製品の詳細が書かれたパネルと、壁面には明るめのモニターを設置。通路側には商談スペースも設けられており、間接照明で作られた落ち着いた空間で、商談も進みそうです。
バイクやマリン製品、電動アシスト付き自転車、スノーモービルなどの個人向け製品から、産業用ロボット、ゴルフカーなどの法人向け製品の開発・販売を行っている大手メーカー企業の出展ブースです。出展内容は、結婚式場やホテルなどでの需要も増えている「ランドカー」。システムユニットと木工パネルで組んだデザインブースに、2台のランドカーを展示しています。上部には企業ロゴを大きく掲示。ブース上部からスポットライトのように照明が降り注いでいます。
ブーケやフラワーアレンジメント制作、会場装花などを手掛ける企業の出展ブースです。出展内容が、結婚式場を彩る装花ということで、実際の結婚式場に見立てたブースデザインを設置し、白のアレンジメントフラワーで装飾。柔らかなオレンジ色の照明が、落ち着いた雰囲気を演出しています。写真や動画で見るよりも、ブース全体で実物を作り上げることで、来場者によりわかりやすく訴求することができます。
「ブライダル産業フェア」には基本のシステムパックがあり、ブースも間口3m×奥行3mと決められているためか、システムパネルを使用したブースが多い印象です。中にはあえて壁を設けず、広々とした空間を採用しているブースも見受けられます。
そんな中、コンセプトをしっかり設定し、木工ブースで作られたブースは、会場内でも一際来場者の目を惹きつけています。ブライダル関連のイベントということもあり、「ブライダル産業フェア」ではデザイン性が高く、重厚感やインパクトのあるブース装飾は、新たな趣向を求める来場者に強く訴求できるでしょう。