集客力を高める展示会ブース施工会社ガイド

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国際福祉健康産業展

国際福祉健康産業展とはどういった展示会なのか解説。過去に参加した企業のブース装飾や展示会で目立つブースをつくるポイントについて紹介します。

国際福祉健康産業展とは?

国際福祉健康産業展はウェルフェアとも呼ばれ、福祉に関わる製品やサービスを扱う企業や団体が集まる展示会です。出展対象品目は、介護ベッドや車椅子、リフトなどの福祉用具をはじめ、福祉車両、サービス、医療施設用設備、バリアフリー住宅設備、ユニバーサルデザインなど多岐にわたります。参加する企業も、医療・福祉関係から食品、生活、趣味、教育まで幅広い業種が集まっています。2019年の開催では91社・団体が出展し、3日間で65,079人が来場しました。

会期中は、大学院の教授やドクターが行う講演会やセミナー、ワークショップなども開催されています。

過去の出展参加企業から見るブースの装飾

国際福祉健康産業展の施工事例1

引用元:クマリフト株式会社公式HP
https://www.kumalift.co.jp/news/wf2019.html

施設向けの小荷物専用昇降機や荷物用・人荷用エレベーター、小型エレベーター、段差解消機、家庭向けの椅子式階段昇降機などの製造・販売を行っている企業の出展ブースです。ブースを居住空間に見立て、上部看板を赤い屋根のように装飾。無機質になりがちな椅子昇降機を、ピンク色の華やかな壁紙とクマのマスコットを登場させることで、優しい雰囲気の中で展示しています。

国際福祉健康産業展の施工事例2

引用元:アイシン精機株式会社公式HP
http://www.aisin.co.jp/news/2014/010018.html

出展常連企業のブースです。ブース上部に大きなロゴサインを掲示し、製品カラーと企業のイメージカラーを合わせた6色のカラフルなシェードを斜めに取り付けて空間をアレンジ。ブース下部がシンプルなデザインでも、上部の鮮やかさでインパクト大。ブースより上部構造を小さく作ることで圧迫感が少なくなり、来場者が気軽に入れるように考えられています。訴求ポイントは、柱や梁に取り付けられた吹き出しです。

国際福祉健康産業展の施工事例3

引用元:カワジュン株式会社公式HP
https://pb.kawajun.jp/furniture/news/20140527-199/#

家具やカーテン、建築装飾金物、客室備品などのホテル事業をはじめ、コンテナ、調剤棚、サイン表示備品などのメディカル事業、ハードウェア事業、パブリック事業、流通事業など幅広い事業を展開する企業の出展ブースです。白レンガ調の壁紙を貼り、額縁に入れられた製品情報を掲示。明るくナチュラルな室内のイメージが伝わってくるようです。ブース内にはそれぞれデザインの異なるソファーやテーブル、椅子などが並べられ、パーテーションのごとくフェンスが置かれています。

国際福祉健康産業展の施工事例4

画像引用元:スズキ株式会社公式HP
https://www.suzuki.co.jp/welfare/entertainment/event_report/welfare2019/img/img01.jpg

自動車や二輪車、電動車いす、船外機などの製造・販売を行う大手メーカー企業の出展ブースです。ブース上部はアルミの柱ユニットを組み、白いポールで支えただけのシンプルな作りに。ブース奥の中央には、企業のロゴサインを大きく掲示しています。ブース内にはスロープが設置され、セニアカーをはじめとした製品が展示。会期中はセニアカーの試乗体験などのイベントも行われ、多くの来場者が詰め掛けました。

国際福祉健康産業展の施工事例5

引用元:アイシン精機株式会社公式HP
http://www.aisin.co.jp/news/2017/010600.html

上部看板に大きくロゴサインを取り付け、青と白の配色でまとめられています。むき出しのアルミユニットの柱にはモニターが設置され、円柱の装飾にはキャッチコピーを印字して訴求。来場者がどこからでも製品を見られるように、ブースタイプはオープンブースに。ブースのすべての角に展示台を設置し、製品の展示とともに上部デザインの安定感を図っています。

国際福祉健康産業展の施工事例6

引用元:アイシン精機株式会社公式HP
http://www.aisin.co.jp/news/2015/010308.html

自動車部品の製造販売だけでなく、エネルギーや住生活関連の事業なども展開している企業です。木工の柱を組んで上部にはロゴサインを大きく張り出し、遠くにいる来場者にも見やすく考えたデザインに。オープンブースにすることで、来場者がブース内に入りやすいように工夫されています。製品名とキャッチコピーを頭上に掲示し、来場者にわかりやすく訴求。ブース内には家を模した展示台を設置しました。ブース上部から横断幕が垂れ下がっているようなデザインは、この企業の特徴ともいえます。

国際福祉健康産業展の施工事例7

引用元:SINKPIA・JAPAN株式会社公式HP
https://sinkpia-j.co.jp/info/welfare2016_0601/

ごみ処理機の設計や製作販売をはじめ、ごみ処理機のメンテナンス・リース事業、汚水・排水などの浄化装置の設計、製作販売などを行っている企業が出展したブースです。2m×2mの小規模スペースに、展示品がバランスよくコンパクトに収められています。パネルを使用して壁を2面作り、製品の写真などを並べて貼り付け、アルミ製のユニットで立体感を演出。上部モニターの横に置かれたアルパカのマスコットが、来場者の表情を和ませます。柱をうまく利用し、限られたスペースで訴求ポイントを押さえたデザインです。

国際福祉健康産業展の施工事例8

引用元:株式会社モリタホールディングス公式HP
https://www.morita119.com/activity/social/event/vol033/results.html

はしご車やポンプ車などの消防車や空港用消防車、消火器などの防災関連製品、産業機械、環境車両などの開発・製造・販売を行っている企業の出展ブースです。ブースの作りはシンプルなパネルユニットで組まれており、壁に製品情報が書かれたパネル、その下に展示台を設置し、製品がきれいに並べられています。通路側には2体のマネキンが配置され、来場者がわかりやすいよう製品を装着させています。マネキンの手に、メッセージが書かれたパネルを持たせているのもユニークです。

国際福祉健康産業展の施工事例9

引用元:西島メディカル株式会社公式HP
http://www.nishijimamedical.com/article/15678631.html

医療用器械や器具などを開発、製造、販売している企業の出展ブースです。男性用の収尿器の展示が目的で、会期中は販売も行われました。小規模スペースにパネルユニットで構成されています。壁面には製品情報が書かれたパネルを並べて貼り、展示台と椅子を並べています。通路側の展示台には、製品を身につけた下半身のマネキンを設置。足元にパネルを置き、シームレスに訴求しています。下半身のマネキンにインパクトがあるため、ブース内がシンプルな装飾でも来場者の目を集めます。

国際福祉健康産業展で目立つブースをつくるポイント

国際福祉健康産業展には、高齢者の生活を助ける製品を提供している企業が集まります。来場者は高齢者をはじめ、その家族や施設で働く従業員など、購入検討の方も多い展示会です。来場者が戸惑わないよう、毎回違うデザインなのに、一目で「あの会社だ!」とわかるような形態にすると、認知してもらいやすくなります。

また製品情報が書かれたパネルなどは、文字を大きく印字。小さな展示品は、来場者が手に取りやすい高さに調節する、知識のない方や高齢者にもわかりやすい見せ方をすることが大切です。

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