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「日本医療福祉設備学会」の併設展示会として1975年から開催されている展示会。2020年で45回目を迎えるイベントです。福祉・病院に関連する設備や医療機器、開発テクノロジーが一堂に集結します。医療や福祉関係の従事者のみならず、各自治体や団体、ディーラー、教育機関、建築・設計、関連メーカーなど、幅広い分野から来場者が集まります。
「HOSPEX Japan」は、「病院設備機器展」「医療・福祉機器開発テクノロジー展」「病院・福祉給食展」「介護・福祉設備機器展」「災害医療・災害対策ゾーン」など、複数の展示会で構成されています。
2019年に開催された「HOSPEX Japan」では、3日間で合計14,846名が来場。
医療従事者や各専門家による、講演会やセミナーも多数開催されており、3,000名以上の来場者が参加しています。
引用元:株式会社 パック公式HP
https://pack-sd.com/portfolio-page/hospex-2/
ホーム・オフィス・プロフェッショナル・インダストリー・マーケティングの5つの領域で事業を展開する、大手メーカー企業の出展ブースです。上部看板は、メーカーの製品を代表するプリンターの形状をイメージして作られており、緩やかなカーブにカットされた部分とボタン型の看板がカラフルな5色のLEDライトで浮き彫りになっています。その下のスペースでは、キャッチコピーとともにメインの製品を展示して訴求。ブース内はシンプルな展示スペースと壁面で構成されており、すっきりとした印象になっています。
引用元:株式会社 ウドノ医機公式HP
https://www.udono.com/article.php/20191023104952445_ja
医療施設向けや産業施設向けの滅菌装置を製造・販売する企業の出展ブースです。入り口付近に製品を設置し、縦型に印字されたキャッチコピーを並べて配置して訴求。上部看板には企業の歴史を想起させる写真や製品画像が掲示されています。企業名をいくつも掲示し、中央には企業のスローガンを掲げて、認知度アップ。ブース左手の通路側の壁を透明にしたことで、圧迫感を抑えるだけでなく、見た目の印象もスッキリとしています。ブース中央の壁にもキャッチコピーが掲示され、濃い青が全体をキリッと引き締めています。
引用元:メガソフト株式会社公式HP
https://www.megasoft.co.jp/publish/mej_hospex/
パソコンやモバイル機器用のソフトウェアやデジタルコンテンツの開発、販売などを行う、企業の出展ブースです。目に優しいグリーンを基調に白を配色し、壁面をグラフィックスで仕上げたデザインブース。それぞれの展示製品ごとに看板が設置されているため、遠くの来場者からもわかりやすくなっています。ブース内にはVRやシミュレーションを体験できるコーナーが設けられ、ブース右手の壁面には、インタビュー動画を公開するためのモニターが設置されています。
引用元:JOIA公式HP
https://www.joia.or.jp/806f950b39a46e5fd04d655a95012984/
自動洗浄・乾燥装置や滅菌コンテナー、器具用乾燥装置などの医療機械器具を、製造・販売する企業の出展ブースです。展示製品が大型のため、上部看板と形状にこだわってデザインされたブース。一部にLED照明を使用した上部看板には、企業名を大きく掲示し「90周年」の文字を強調しています。壁を斜めに設置したことで、展示物がブースからはみ出していますが、おかげでインパクトのあるブースに。上部看板が濃い青でサイズも大きいため、印象が重くなりがちですが、カッティングと白の配色でうまく調和のとれたデザインになっています。
引用元:EIZO株式会社公式HP
https://www.eizo.co.jp/event/pr/medical/hospex_2017.html
スタンダードモニターやエンターテインメント・モニター、手術室向けの映像ソリューションなどの製品の開発・製造などを行う企業の出展ブースです。ベースが清潔感のあるホワイトなので、スッキリとした印象に仕上がりました。ブース内をいくつかのコーナーに分け、それぞれの壁面にモニターが設置されています。メインの展示スペースでは床が青色に配色されており、中央の天井に製品が取り付けられています。たくさんの来場者が集まり、熱心にモニターを見つめる様子がうかがえます。
引用元:株式会社デジタル・アド・サービス公式HP
https://www.dascorp.co.jp/works/3113/
医療ガス供給システムをはじめ、手術部・集中治療室・病室などのシステムや設備機器の開発、製造を行っている企業が出展したブースです。白をベースに、企業のイメージカラーの青をアクセントに配色した、爽やかなデザインブース。ブースサイズが同じでも、白を大部分に使用したことで視覚効果で周りのブースより大きく見えます。通路側の壁面の一角に、企業のロゴとキャッチフレーズを印字。手前の通路側の壁を一際高く作ったことで、インパクトのあるデザインになっています。
引用元:名電通株式会社公式HP
http://www.meidentsu.co.jp/news/131028.html
ビジネスフォンやナースコール、その他、通信機器の販売やレンタルなどの事業を展開する、企業の出展ブースです。展示内容は電話設備と一体型の「ナースコールシステム」など。濃い青色で配色された小さなスペースで、複数の来場者が話し込んでいる様子がうかがえます。筒形の上部看板には、マスコットキャラクターと共にメインの展示製品名を掲示。その下の半円柱の展示台には、同じくマスコットのイラストと企業のロゴが印字されています。ぱっと目を引く配色と筒状の看板でインパクトの強いブースに仕上がっています。
引用元:富士フイルムメディカル株式会社公式HP
http://fms.fujifilm.co.jp/event/2016/hospex2016/index.html
内視鏡システムやヘルスケア・ITソリューション、デジタルX線、マンモグラフィなどの医療製品の製造・販売やソリューション事業を展開する企業の出展ブースです。展示内容は、手術映像の記録と配信を行うシステム、手術室の情報システムなど。白をベースにグリーンをアクセントに配した、爽やかな印象のデザインブースです。テーブルと椅子もホワイトで統一されており、全体的に清潔感あふれる装飾で医療機器メーカーらしさが感じられます。
医療・福祉関連の製品やシステムを扱う企業が集まる「HOSPEX Japan」では、デザインに凝ったブースが多い印象です。白を基調にした大規模なブースから、目の覚めるような青で統一した小規模ブースまでさまざまなブースが並びます。ブース全体もさることながら、ブースの顔となる上部看板にもこだわりが感じられるデザインが多く、目立つブースを作る鍵は、この上部看板にあるといえます。
「HOSPEX Japan」で目立つブースを作るには、周囲のブースより高い位置に上部看板を設置することと、カッティングや照明を駆使してインパクトのある看板に仕上げることが重要です。白や青、グリーンを基調にしたブースが多いため、それ以外のカラーを取り入れるのも良いでしょう。
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