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店づくりに欠かせない商空間デザインやディスプレーをはじめ、店舗什器、サイン、店頭販促ツール、AV機器など、店舗関連業界における日本最大級の見本市です。「NIKKEI MESSE」を構成する7つの専門展のうちの一つで、同時開催展には「建築・建材展」「LED NEXT STAGE」などがあります。
店舗デザイナーや設計士、建築、内装、インテリアコーディネーター、印刷、広告、商店街、官公庁、自治体、外食業界など、さまざまな業界から来場者が集まります。
2019年に開催された「JAPAN SHOP」では、182社が出展参加。「建築・建材展」との合計来場者数は、4日間で101,737名。7つの展示会すべてを含めると、4日間で合計200,213名が来場しました。
企画展示や3展合同の特別展示のほか、セミナーなども多数行われます。
展示会ブースの施工業者は?
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LEDや導光板、サイン、照明器具などのオーダー開発、ソリューション事業などを行っている企業が出展したブースです。出展製品である色とりどりの導光板を使用したデザインブース。全体がカタログのように、製品の魅力を前面に押し出したデザインです。上部構造にボリュームを持たせ、大きく掲げた企業ロゴにLEDを採用。ブース奥の壁面にも展示製品を使用して、綺麗なラインを描き、その上に企業ロゴをさりげなく掲示しています。製品の見せ方に細部までこだわった印象的なデザインです。
パウダーコーティング技術を活用した金属への塗装や、カードケース、テーブルなどのプロダクト製品を展開する企業が出展したブースです。白をベースにした空間に、粉状塗装を施した階段とジャングルジムを設置。ジャングルジムを構成するのは工事現場で見かける単管パイプです。単管ごとに違う色を塗装し、グラデーションに組み上げることで、クリエイティブな空間が演出されています。階段も同系色のグラデーションで揃え、製品のカラーラインをシンプルに伝えられるブースに仕上げています。
シャンデリアやシーリングなどのインテリア照明をはじめ、エクステリア照明や家具・ラグ・インテリア雑貨・アイアン製品などの設計、施工、輸入販売などを行っている企業が出展したブースです。既刊のカタログ「M」の世界観を基調に、ヨーロピアン建築をイメージしたデザインブース。全体的に落ち着いたブラウン系でまとめられており、シックな印象に仕上げています。出展内容は、ブース奥の天井から吊り下がる照明です。一つひとつの製品の高さを、比較しやすい位置で固定しており、照明を設置した際のイメージがしやすくなっています。
アクリルサインやオブジェ、大型LED導光板などの大型レーザー加工をはじめ、UV点字印刷、インクジェット印刷、MRBコートなどを行う、企業の出展ブースです。クリア素材をベースに、架空のホテルロビー&エントランスをイメージしてデザインされたブース。入り口のドアから柱、テーブル、照明に至るまで、巧みなカット技術で物の存在を表す空間演出に、来場者の目も釘付けです。ブース奥には、企業ロゴとキャッチフレーズを掲示して訴求。透明感があふれる、インパクトのあるブース装飾です。
ピアノや弦楽器、エレクトーン、シンセサイザーなどの楽器事業、ホームシアターなどの音響機器事業のほか、音楽教室などの運営も行う企業が出展したブースです。店舗のBGMに使われる音響機器をはじめ、自動演奏ピアノやインテリアオーディオなどの機器を展示し、ジャズバーをイメージした音空間を演出。展示コーナーごとに黒と白の色分けで雰囲気を二分し、見応えのあるブースになっています。白と黒で対照的な空間を作ることで、遠くの来場者の興味を誘います。ブース左手の白の空間から黒の空間へと視線を誘導するように、上部にカーブが施されています。対照的でありながら、さりげない統一感も考えられたデザインです。
セキュリティシステムやコンテンツなどの情報コミュニケーション事業から、パッケージ、建装材などの製品・サービス事業、半導体関連事業などを行う企業が出展したブースです。白をベースに、木の温もりが感じられる縦格子で装飾したデザインブース。天井の構造にインパクトを持たせることで、遠くの来場者の興味を誘っています。壁面展示のための小さな壁をバランスよく配置。来場者が通路を歩きやすいよう、壁の角度にも細かい工夫が感じられます。ブース上部には企業ロゴとキャッチコピーを印字。インパクトがありながら、上品な印象も与えるデザインです。
オフィス環境やホームセンター、スーパーマーケットなどの商環境向けの製品、物流向けの製品を展開する企業が出展したブースです。白をベースに、グリーンのグラフィックスでブースを装飾。出展製品は、展示台、什器などの商品を陳列するためのツールです。ブース内を複数のコーナーに分け、それぞれの空間で全く異なる雰囲気を作り上げています。通路側の壁面は裏から照明をあて、ブース上部のリーフのグラフィックスと一部を統一。爽やかで、スタイリッシュな空間に仕上げられています。
パーテーションウォールやデザインウォール、カウンター、棚板、フローリング資材などを取り扱う企業が出展したブースです。壁一面に木材を使用し、柱や壁面の一部、床をカラフルに彩色したデザインブース。展示台にも木を採用し、展示台の上に視線が集まるよう、展示台の脚には金属が使われています。ブース奥には出展商品のシリーズ名であるロゴを印字。カラフルで存在感がありながら、美しさも感じられる、クリエイティブな空間が演出されています。
7つの展示会が集まる「JAPAN SHOP」では、展示製品をブース装飾として全面に使用したデザインが多くなっています。シンプルでスタイリッシュなブースから、カラフルなブース、落ち着きのあるブースまで、おしゃれでインパクトのあるブースが集合します。
そんな「JAPAN SHOP」で目立つブースを作るには、周りのデザインに埋もれないような、魅力ある装飾が欠かせません。
ブースに高さをつけたり、ビビットカラーで配色したり、フォルムにこだわってみるなど、他社との差別化がポイントになります。