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メッセナゴヤとはどういった展示会なのか解説。過去に参加した企業のブース装飾や展示会で目立つブースをつくるポイントについて紹介します。
業種や業態を限定せず、幅広い分野の企業が出展できる国内最大級と言っても過言ではない大型展示会です。
開催地の愛知だけでなく、全国そして国外からも多くの企業が出展。出展企業の約半数が、自動車や機械、化学などの製造業。住宅やIT、流通など出展企業の業種は多岐にわたり、異業種との交流も活発に行われる展示会です。
メッセナゴヤは愛知万博の理念「環境、科学技術、国際交流」を継承して、情報の発信・異業種の交流・取引を拡大することなどを目的に2006年スタート。愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所が運営しています。
展示会ブースの施工業者は?
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印刷事業をはじめ、マルチメディア関連の企画・制作や、文具・日用品の販売などを展開する印刷会社が出展したブースです。新たなサービスを紹介するため「Herat」をテーマにデザインされ、中央には何も置かず、広々としたスペースでスタッフが接客できるようになっています。カーブ状の壁には、サービス内容を記載したイラストを貼り、通路側の掲示板には、通りがかりの来場者への手書きのメッセージでアピール。会期中も好評でした。
引用元:展示会ブース装飾.COM
https://tenjikai-pro.com/メッセナゴヤ2015・化研システック・1小間・50万/
生産ライン機の製作や、ロボットシステムを展開する企業が出展した1小間のブース。スペースは広くはありませんが、黒でまとめたデザインと、青い光の照明で、遠くにいる来場者にもしっかり存在感を知らしめています。通路側に設置されたウィンドウケースの中には、企業が誇るロボットシステムを配置。ウィンドウの上下に貼り付けられた吹き出しが訴求ポイントです。来訪者の足を止めさせ、ロボットへの期待感を持たせます。さらにパネルと映像を組み合わせることで、具体的にイメージを伝えることが可能です。
引用元:伊藤電機株式会社公式HP
http://ito-elec.jp/news/detail.php?id=23
中部地区を支える、半導体販売・電子デバイス販売を行う企業が出展したブース。周りを縁取るラインや中央部の吹き抜けを設けた「抜け感」のあるデザインです。最上部を円柱形にすることで、デザイン製もよりアップしています。社名の正面下部にキャッチコピーを掲げ、それぞれのサービス・商材の種類が書かれた案内板へと視線を誘導。当日はブース内でたくさんの来場者が足を止め、営業スタッフの説明を受けていました。
引用元:豊田合成株式会社公式HP
https://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=727
自動車部品の製造・販売や、スポーツ施設の管理などを展開する企業が出展したブースです。上部構造が上から見ると三角になっており、真ん中で手前に張り出す作りになっています。そうすることで、社名を左右の上部2カ所に掲げることが可能に!認知度アップを図っています。展示物は人工筋肉を採用した医療シミュレーターや、次世代コックピットモジュールなどです。通路側の上部にはモニターを設置し、バランスよくまとめられた配置で、展示された商材の魅力を来訪者に強く伝えます。
引用元:日東工業株式会社公式HP
https://www.nito.co.jp/products/events/2018/20181009-525.html
高圧受電設備やホーム分電盤、金属製キャビネット、充電スタンドなどの製造・販売、発電・売電事業を展開する企業が出展したブースです。木工ベースで枠を組み、奥にはモニターを設置。上部には2箇所に社名を掲げ、ブース内には受付と商談スペースが設けられています。通路側には、メインとなる商材を展示。伝えたいメッセージが、良い意味でコンパクトにまとまっているデザインです。
引用元:三共包装株式会社公式HP
http://www.sankyo-housou.jp/info/518/
段ボールを扱う製紙メーカーが出展した際のブース。装飾物だけでなく、壁や机にいたるまで、すべて段ボールで作成されています。レインボーカラーの壁や装飾物の窓から猫のぬいぐるみを覗かせるなど、遊び心も。ブース全体を使って商材の丈夫さや使い勝手をアピールしている、アイディアとデザインの両方が光るブースです。
引用元:アクセスメイク株式会社公式HP
http://www.accessmake.co.jp/news/548
展示会ブースの装飾も手掛ける施工会社のブースです。集客ツールをアピールするブースらしく、イラストや手書き風POPでカラフルに仕上げた、来場者の目を引くデザイン。商材の詳細はブースの奥で見えるようにしたうえで、あえて表からは隠す設計に。導入意欲の高い新規顧客をセグメントできる、考えられた空間です。
引用元:エクスキューブ公式HP
http://www.xcube.bz/works/exehibition/
正面で天井に向かって真っすぐ伸びる鉄の柱と、中央に広がる装飾物が印象的なブース。1つひとつの要素が組み合わさって大きなまとまりとなる様子を、ブース装飾で描き出しています。
引用元:ダイナパック株式会社公式HP
http://www.dynapac-gr.co.jp/results/print/post_14/
段ボール、紙器などの包装材を設計・製造・販売する会社の展示です。デジタル印刷機で作成された大型什器とパネルを前面に出すことで、インパクトのあるブースになっています。
引用元:KOBARIC公式ブログ
http://blog.kobaric.jp/article/408472065.html
ドキュメント作成や商品設計など、ものづくりメーカーの業務をサポートする会社の展示です。来場者に一目でわかるように、製品を壁に見やすく陳列しています。
業種・業態が幅広いだけでなく、出展企業と来場者の数が多いメッセナゴヤでは、基本を抑えたブースづくりが重要になります。出入口から遠く狭い通路に面している場所だと、来場者が少なくなってしまうので、多くの来場者の目につくような広い通路に面している場所が最適です。
ブースの配置位置が出入口から遠い場所だったとしても、ブースの形で工夫する方法も。入口を広くとれるように通路に面して横長にし、来場者が気軽に入れるように開放面を多くします。また他のブースに来た来場者がついでに立ち寄りやすいように、同じような製品を展示している企業の近くに出展するのも、集客率を高めるポイントです。